リハーサルとライブの音響について
<音響について>
幹事は、20代の頃PAエンジニアとして、メイナードファーガソンや、THE BAND ジェシーコリーヤング、ミルトジャクソン(Vib)、ラリーカールトン等のツアーステージワークに従事しました。一流のミュージシャンに共通しているのは、ステージでの出音が素晴らしく、バンドのアンサンブル(音量や音の溶け合い)が完璧で、PA卓ではほとんど作為的なミキシングが必要なく、会場音響の補正のみでお客様に音楽を楽しんもらえる事でした。
その後私は20年ほどクラシックオーケストラ活動に参加し、アコースティックの音楽に親しみました。残念ですが、今はPAスピーカーを通して倍音の崩れた音や、爆音を聴く事が苦痛で、家内ともにあまりライブに行きません。
ベースやキーボードはDIでPA卓に送られ、ミュージシャンを自分の音響表現の素材扱いのPAエンジニアも見かけます。
アンサンブルのバランスは、ミュージシャンが作り出すもので、介在する人が勝手な解釈を加えるのは適切ではないと、ミュージシャンの立場から音響エンジニアとして私は考えています。
出音はミュージシャンの個性です。音の美しさは、音楽の感動を伝える大切な要素です。そのためにミュージシャンは練習をし楽器を選び、投資と保守をしますネ。(奥さんに怒られながら?^)
リハーサルバンドではできるかぎり、ミュージシャンの出音をそのまま、お客さんに伝える音響を心掛け、リハーサル、本番を同じ機材で演奏をします。必要な機材は作ります。
幹事はクラシックのアンサンブルでも違和感のない、自然な音を再現する「Micropure」スピーカーチューニング技術で特許を取得、様々なメーカーのスピーカーチューニングを手掛ける他、都内キーテレビ局や、制作会社の特注モニタースピーカーを制作納入して、海外にもその製品の高い評価で知られています。現在は教会オルガン、キーボードや、ベース等の楽器用スピーカー制作に注力しています。
ライブでは、リハーサルで使用しているPA・楽器機材を使います。バンド自身による音響で、バンドメンバーのアンサンブル、ステージの音をそのまま客席で聞いてもらえるライブを提案します。
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